患者さんたちから「ややこしくて覚えられない」と大評判だったので、
こちらにあげておきます。
側湾症の方に自宅でのエクササイズ用にカスタマイズしました。
側湾症の方は肩関節と股関節がえらく柔らかくて関節の可動域が大きい方が多く、
四肢の末端からの連動が取りきれないことがありますので
補足として、逆に骨盤から股関節や脊柱へ連動させる方法を考えてみました。
また、側弯のある方は複合した骨盤のねじれをしていることが多いので、
一般的な骨盤のねじれだけではなく、恥骨のズレによる横方向への傾きにも効果が出せるようになってます。
ここには書いてありませんが、下肢へ連動させたい場合は、
内旋・外旋の太もものねじれも付け加えると良いです。
操体法はストレッチではありませんので、くれぐれも勢いをつけたり、思いっきりひねったりはしないでください。逆効果になります。
あくまでも心地よさを確認しながらゆっくり弱い力でやってください。
我ながら解りづらい図なので、もしご不明な点御座いましたらお気軽にお問い合わせくださいね〜〜。
不勉強ゆえ、多流派の操体法にはあまり明るくありません。
類似の操法がすでにあるかもしれませんが、その辺はご容赦ください。
逆に情報いただけると嬉しいです。
前回のふにゃふにゃ体操が難しくて不評だったので、今週は簡易版です。
ストレッチした方が効きそうな気がしますが、
実際はしない方が可動域が広がるという不思議現象。
両方やってみて比べてみるといいかも。
みなさん、お通じは順調ですか?
最近は腸内環境の重要性が言われるようになりました。
つまり便秘は美容と健康の敵ということです。
便秘のあなた!
ちょっと仰向けに寝て、おへその横辺りを指先で押してみてください。
どうですか?痛いでしょ?
腹筋がカチカチになっている証拠です。
腹筋は硬い方が良いと誤解されている方がよくいらっしゃいますが、
そんなことはありません。
力を入れていない時はぷよぷよなのが正しいのです。
当院では操体法を用いて、カチカチの腹筋をプニョプニョにしますが、
その時間ほんの1〜2分。
みなさんびっくりされるのが楽しいです。
これによって、まず『凝り固まった筋肉はそう簡単にゆるまない』という洗脳を解いてあげます。
論より証拠ですからね、体験してしまったら信じないわけにはいきません。
実はこれがかなり施術において重要だったりします。
話が逸れましたが、腹筋を緩めていると腸が動き出します。
ゴロゴロと音を立て始めます。
敏感な方だともうこの時点でお花摘みへ〜〜。
そうでない方も「帰ってからたっぷり出ました〜」なんてお話はよく聞きます。
緩める方法はなんでもいいのですが、
便秘の方はとにかく腹筋を常に柔らかく保ってください。
緩め方がわからんという方には裏技お教えしましょう。
腹筋の筋トレやってください。
それも次の日筋肉痛でのたうちまわるくらいがっつりと。
これ、かなりの確率で下痢します。
一部では都市伝説にも。
逆に常に下痢気味という方にも腹筋運動は効果ありますよ。
これは即効性はないですが、続けているとお腹の調子が安定してきます。
辛いのも痛いのもやだ〜という方は土屋整体院へぜひどうぞ。
スッタフ一同お待ちしております。
操体法において、『快』感覚は必要不可欠なものなのですが、
これが実によくできています。
以前にもなんども書いていますが、『快』感覚とは、人間が生きていくために必要とする動作や行動に対して、ご褒美として脳から支払われる報酬です。
ですから、特に必要としない行為には脳はご褒美をくれません。
これを操体法に当てはめてみましょう。
体のゆがみをリセットする動作には、気持ち良さが生まれます。
正解の動作を見つけた時には、その気持ちよさに思わず「ビンゴ!」と叫んでしまいたくなるくらい。
しかし、その動作も数回繰り返しているうちに、
気持ち良さは薄れてきて、何も感じなくなります。
これはどういうことかというと、
もうその動作をする必要がなくなったので、脳がご褒美の供給をストップさせてしまったのです。
この辺かなりしっかりしてますね。
ですので、気持ちよくなくなったらその動作は終了してください。
それでも「もっとくれ〜」としつこくご褒美を求めてその動作を続けると、
やりすぎによる筋肉の損傷だとか疲労だとかをくださいます。
今度は逆にもうこれ以上やるなよっていう「戒め」ですね。
操体法にもいろいろなやり方がありますが、
大切なのは「快」の感覚を観察することです。
実は、それさえ出来ていればOKなのですよ。
パーキンソン病の80代の女性がいらっしゃいました。
娘さんが車椅子を押して来院されたのですが、想像していたよりかなり進行しているようで、
全身の筋固縮でご自身ではほとんど動くことができませんでした。
施術ベッドに移動していただいて、操体法で時間をかけて、のんびりと筋肉をゆるめていきました。
足の指、手の指と末端からやわらか〜く刺激を入れていくと、固かった手足の筋肉が少しづつ緩んできました。
肩から後頭部にかけてゆるめている頃には、もう気持ちよさそうに寝息を立てていらっしゃいました。
1時間ほど施術した後、目を覚まされ、私に何か話しかけてくれたのですが、聞き取れませんでした、すみません。
あ〜でも、ちょっと手の動きはいいな〜。
帰りしなに、大変喜んでおられると娘さんが教えてくださいました。
よし、それならOK。
パーキンソン病は中脳のドパミンが不足することによって起きる疾患です。
ドパミンは嬉しい、楽しい、美味しい、気持ちいい、などの好ましい刺激が脳に入ってくるときに
ドバドバ分泌されるそうです。
ドパミンの分泌量が1/5になっちゃうんだったら、5倍楽しんでもらえばいいかもしれないな〜
などと施術しながら呑気なことを考えていました。
気持ち良さを探して施術する操体法は改めて考えてみればうってつけですね。
操体法をご存知の方だったら、動けない人に操体できるの?と疑問に思われるでしょうが、
安心してください、できます。
できないというのは単なる思い込みでしかなく、私ができると思い込んじゃったからできるのです。
表情筋も固まってしまいほとんど表情はなかったのですが、
お見送りのときに、一瞬ニコッと微笑んでくれたように見えました。
それがなんとも言えず嬉しかったです。
どうもここにかくネタが操体法に偏りがちがという状況には、自分でも気づいているのですが、それにはちょっと理由があります。
カイロプラクティックにはしっかりとした方法論が確立されていて、決められた方法に乗っ取って施術をおこなっていきます。だから、私の主観の入る余地があまりないのですよね。
それに対して、操体法はあまりにも自由なのですよ。唯一の約束事は「動きたい方向に動く」これだけなんですもの。
だから私の妄想もどんどん膨らんでいくわけです。
「動きたい方向に動く」
操体法はつまり生き物の本能に則した療法という事です。だからほとんどの方に効果が出ます。
逆にどんな方に効果が出にくいかも最近は薄々わかってきました。
どうやら「自我」と「本能」があまり仲の良くない方には効きにくいようです。
現代社会で本能のままに生きると言うのは相当困難を極めますので、「自我」が強くなるのは当たり前の話です。
自我により本能を制御しなければ社会崩壊しかねませんからね。
問題は、自我が働きすぎて本能を抑えてしまう事によって、
本能が司る、本来持っているはずの自己回復能力、いわゆる『自然治癒力』が働けなくなってしまうという所にあります。
だから普段がんばっている「自我」を少しお休みさせてあげて、
「本能」を尊重し働きやすくしてあげる。ここがポイントなのですよ。
そして、本能が欲する動きには『快』という感覚が伴います。
生存に関わる大事な動作・行為には報酬系といわれている感覚がかならず伴っているのです。
体のゆがみをリセットするというのも生きていく上では重要ってことですね。
結論としましては、「本能」の叫びに耳を傾け、気持ちよい動きを全力で探し、そして味わう。
これが操体法の効果を最大に発揮させる方法なのですよ。
「自我」と「本能」、仲良き事は素晴らしき哉と。
気がつけば今年ももう後半戦、恐ろしいですねー
今月も梅雨のじめじめに負けずふにゃふにゃと行こうと思います。
猫背の人は肩が前に出ますよね。なぜでしょうか?
答えは簡単、自分の体の前で手作業をするからです。
そのとき、多くの作業は手のひらが下向きになります。
そのためには、手首を内側にひねらなければいけません。
手首を内側にひねると力が連動して肘が外に出ます。
肘が外に出ると、こんどは上腕が内側にひねられるので、否応無しに肩が前に出てしまう。
さらには肩を前に出す力が伝わって背中が丸くなるというスーパーコンボが発動されるわけですね。
つまり肩は前に出ているだけではなく、さらに内側にねじられているのです。
このときに使われる筋肉は、大胸筋や小胸筋、腹筋などの体の前面にある筋肉です。
猫背で肩が前に出ている人をみつけたら、鎖骨の下あたりを押してあげてください。
きっと悲鳴を上げてくれるでしょう。
不思議な事に体の前面の筋肉というのはあまり痛みを感じないのです。
触られた時に始めてガチガチに凝っている事に気がつくのです、面白いですね〜。
話がそれましたが、肩を開く方法いきましょう。
実際、凝っている人が肩から動かすのはかなり難易度が高いのですよ。
ですので、指先から連動させていきましょう。
指先を軽く開いて、手首を外に軽くひねります。
そのままの姿勢でいると、力が伝わって肘、肩と外に側にねじれてきます。
決して背中の筋肉でやろうとしちゃダメですよ。
ただでさえ固くなっている筋肉に、それ以上の力が入ると痛みの原因となります。
力が背中の方まで伝わって、背筋が伸びてきたら、一番気持ちよく感じる所でキープして、
そのまましばらく心地よさを味わってください。
この時に神経の反射が起こって、緊張していた前面の筋肉たちが緩んできます。
これを何度かくり返すと、前に引っぱられて固定されていた肩も解放されて、もとの正しいポジションに戻ってくれますよ。
くり返しますが、力は『弱』で。
弱い力の方が伝わりかたが確認しやすいのです。
ちなみに当院ではこのポーズを通称『TERU』と呼び、患者の皆様からも大好評を頂いております。
最近、この関係についていろいろ試しているのですが、大分面白い事がわかってきました。
腰痛がなかなか治りきらない人には、この腕の回旋の問題が大きいようなのです。
回旋というのは簡単に言ってしまえば『ねじり』とか『ひねり』のことなのですが、
腰の痛い人ほど「よっこらしょ」と立ち上がる時に、ついた手を内がわにひねるくせがあるのです。
なかなか施術の効果が現れない方や、何度施術をしても腰の痛みが戻ってきてしまうという方は
もう一度ご自分の動作を確認してみてください。
疑問点などあればお気軽にご相談ください。
操体法においては、軽い抵抗をかけることにより、動作を誘導するというのが重要なのですが、ひとりで行う時には抵抗をかけてくれる人がいませんので、それに変わる何かを探さなければいけません。
まず最初に思いつくのが、『自分で抵抗をかける』ですよね。これも決して間違いではありません。
ただ注意したいのは、自分で抵抗をかけることにより、力の連動が変わってしまうという所です。本来誰かに抵抗をかけてもらって行っている連動と違うルートになってしまうのですね。だから期待している効果が出ないこともあります。ここ、要注意です。
次に思いつくのは、『何かそこら辺にあるもの』
これも結構使えます。というか、むしろこれが主流になります。デスクワークしてるのであれば机や椅子の脚なんか最適ですね。通勤中だったら電車やバスの中のつり革や手すりとかもいいですね〜。
ここまで初級編。
当院で行われている「ふにゃふにゃ操体」の中で
一部のマニアに人気の高い通称『貞子』です。
例のあれとはもちろん一切関係がありませんので、ご了承ください。
また、深夜の森で行う際には、
くれぐれも犯罪や呪いに巻き込まれないようご注意ください。
ふにゃふにゃ体を動かす以外は運動も筋トレも一切やってないのですが、筋肉だけは地道に育ってくれています。
こんなことなら証拠に写真を撮っておけばよかったと思いましたが、裸の写真を全世界にばらまく勇気もありませんので、風呂上がりにひとりでほくほくするにとどまります。
しかし、大事なことに気がつきました。じつはですね、筋肉のゆるめかたが弱い部位に関しては筋肉の成長も遅いのです。
私の場合でしたら、広背筋、僧坊筋あたりはパソコン作業で常に負荷がかかっているのか、まだまだゆるませかたが足りないのだなと。
ゆるませたい筋肉を自分で触って確認しながら動く方向を決めるのですが、背中はなかなか触りづらいんですよね。無理して触ろうとするとそれで逆に緊張してしまうし。いい方法を考えなくては。
だから今まではどちらかというと確認しやすい体幹の前面の筋肉に重点をおいてゆるませていたんですね。したがってその辺はいい感じです。お見せできないのが残念です。言い過ぎましたすみません。
というわけで、しばらくは広背筋、僧坊筋あたりに焦点を当ててゆるませていこうと思います。
また変化ありましたら、ご報告したいと。
大きな声ではいえませんが、スパルタコース(仮)は時間の半分以上は雑談で構成されてたりします。
先日はその中で、「楽と気持ちいいはちょっと違うんだよね」と言う話をしました。その時はあまり上手い説明ができなかったのですが、端的に言うと「楽」は「静」で、「快」は「動」なのかなと。
『生存に必要な行為や行動には「快」という感覚が伴っているんですよ〜』というおはなしは何度かしているのですが、そもそも何で「快」を伴わせてるのでしょうか?
もしそうしなかったら、メンドクサイからその行為をしないかもしれないという危惧があるから、つまり「快」というごほうびがなければやらないんじゃないかというわけですね。
なんにもしないでじっとしてる方が「楽」ですもんね。
だから「気持ちいい」は「楽」ではないんです。むしろ逆ですね、疲れるんですよ。
「気持ちいい」を探して動く操体法は疲れるのです。でも、その動作はゆがみをなおすために体が必要としているからこそ気持ちいい訳なのです。操体法をおこなって気持ちよく疲れたその後は、楽な姿勢で静かに体力の回復を待ちましょう〜。
操体法の中でも、最も患者さんに不思議がられるのが、足の指からの連動を利用した操体法です。
足の指に抵抗かけて動いてもらうだけで、腰やら肩やらの痛みが和らいでしまうのですよ。やってる私でさえどうしてこんなに変化があるのか不思議なくらいなので、やられてる方は『??』ですよね。
たぶん、YouTubeなんかに動画あげても『やらせ認定』してもらえるんじゃないかと。
地面に足をついている状態であれば、たいていの動作は地面を蹴る力を利用するわけで、そう考えれば当たり前の話ではあります。
足の指できちんと地面を蹴れているか、それだけの違いが体の不調に繋がってしまうのだから、恐ろしい話でもありますよね。
で、ここで思い出すのが『外反母趾』ですね。足の親指が浮いてしまって隣の指の上に乗っかってしまうという、多くの女性のみなさんがお悩みの例のヤツです。
原因は靴の形状などが言われていますが、それだけではなくて、親指の筋力の低下もあります。人間の筋肉は使わなければ、どんどん弱くなってきますので、親指を使って立ったり歩いたりしていないということですね。
靴の形状で親指の動作が制限される場合もあるので、この2つの要因は関連深いです。
ではここで外反母趾の解消法を一発。
『足の指を自力で横方向に開きましょう。』
以上です。
毎日やってるとだんだん開くようになってきますよ〜。地道にがんばりましょう。
ひとりでふにゃふにゃと操体法やってるという以外
運動もダイエットもなんにもしていないのに
知らぬまに体重が落ちて筋肉がついてきているという状況に
いちばん納得いっていないのは実は私自身なのでして。
今まで何回か減量したことありますが
その時は食事量減らしたり運動したりと
それなりにきつかった訳ですよ。
アルコール摂取量はもちろん減らしませんでしたけどね。
それなのに今回はただふにゃふにゃ動いているだけなんですよ。
何でこんなに簡単に痩せられるんだろうかと、
今までの苦労は一体なんだったのかと。
特に筋肉ついたなーと実感してるのが腹筋群で
中でも外腹斜筋が目に見えて育ってます。
脇腹の肉もなくなったので解りやすいです。
あとはふりそででおなじみの上腕三頭筋ですね
通常鍛えにくいところがいい感じに育ってるみたいですね。
ピンポイントで筋肉に負荷をかけて鍛える筋トレとは正反対で、
負荷を極力分散させることによって
普段あまり使っていない筋肉が刺激されるのかもしれないですね。
この辺まだ謎が多いのでもう少し観察したいと思います。
まじめに筋トレしているのに筋肉つかなくて悩んでる方いないですかね?
ぜひモニターやってほしい。
前回のかべふにゃが一部でウケたので気を良くして派生版を。
別名「恐ろしい子・・・」です。
いや、わかる肩だけニヤッとしていただければおっけーですので。
詳しいやり方は前回のを参照してください。
基本は同じです。
手のひらの角度が90度変わっただけですが
連動の仕方がちょっと変わってきますよ。
10年くらい前はゴルフで肘を痛めたという患者さんたくさんいらしてたのですが、
そういえば最近は少ないなと。
久しぶりにゴルフ肘でお悩みのかたが来院されまして
お話を伺ったところ
ゴルフで肘を痛めて整骨院で鍼を打ってもらっていたが、数ヶ月通ってもいっこうに改善されず匙を投げられ整形外科へ行くように言われたとのこと。
整形外科では『ゴルフで痛めたから「ゴルフ肘」ね。』とのこと。ある意味清々しい、こういう先生好きです。
内心これはちょっと手強いのかなと思いつつ
体のチェックをしていくと
肩腕はもちろんなんですが、背中から腰からつま先まですべての筋肉がガチガチでした。
これじゃ肘だけ鍼打っても効かないでしょう。
ご本人は身長は180センチを超えて筋肉質、絶対にケンカしたくない体型。
でも操体法なら大丈夫、どんなに大きな人だって関係ありません。
バランスを見ながら全身の筋肉をゆるめていくと
あら不思議、肘の痛みがとれてきました。
今回は足の指からの連動が効きました。
スイングのときの踏み込み方も影響してたのでしょう。
今回特に興味深かったのは「グリップの握りを直されたら肘が痛くなった」というところでして、握りが変わったことによってインパクト前に手首が返ってしまって、ねじれた肘にものすごい衝撃がかかったことが直接の原因だったのではと思います。
スイングの軌道と肘関節の方向にブレが出ちゃったんでしょうね。
私はゴルフはやりませんが、腕の関節技が大好きなのでどうやったら壊せるかは詳しいんですよ、フフフのフ。
女子の皆さん〜〜ストッキングよれてると気持ちわるいですよね?
実は人間の皮膚でも同じようなことがおこっています。
そう、われわれは皮膚という全身タイツをまとっているのです!
左右の重心が狂っていると靴下とかストッキングねじれてきますよね。
ひどいとかかと部分がぽっこり上向いてたりして。
全身タイツの場合はそのねじれが全身に波及してきます。
まずヒザがねじれて次に股関節、腰部、肩関節、首って上がっていって最後に頭。
こんなことが起こっているのです。
ストッキングの破れやすいところってどこでしょう?
だいたい、つま先かかかとじゃないですか?
それから膝がしら。
あとはどこかに引っ掛けちゃったとかね。
つまりとんがってたり出っ張っているところですね。
かつ引っぱられて薄くなっているところ。
摩擦がかかるところ。
手袋の指先も同じ理由で破れやすいです。
全身タイツ的に考えると両手足の先と頭です、肩もかな。
指先とかかかととか肘、膝、荒れやすいですよね。
逆にたるみやすいところってどこでしょう?
足首、膝裏、おしりの下、出っ張ったおなかの下
細くなっているところ、お肉ののっかているところてな具合でしょうか。
これはこれでもたついてなんだか心地わるいですよね。
関節曲げにくい。
さあ、ご婦人方、ストッキングよれてたらどうですか?
直したいですよね、気持ちわるいから。
同様に皮膚という全身タイツのねじれも
全身の気持ちわるさの原因になってるということです。
私のおこなっている『皮膚の操体法』というのは
この全身タイツのねじれを直して、気持ちよくなりましょうというものです。
気持ちいい方に皮膚を動かしてあげて、よじれを直してるんですね。
そう考えると難しくないでしょ?
みなさんこんにちはどこでも操体師つちやです。
ちまたでは『壁ドン』されるのが女子のあこがれだそうですが
ストレッチと操体法どう違うんですか?
なんて良く聞かれます。
当院で操体法を受けている方の中にも
ストレッチだと思ってる方いっぱいいらっしゃいまして
わたしも質問されなければ、あえて説明もしないのでわからないと思います。
まずストレッチをWikipediaで調べてみました。
“スポーツや医療の分野においてストレッチ(英: stretching)とは、 体のある筋肉を良好な状態にする目的でその筋肉を引っ張って伸ばすことをいう。筋肉の柔軟性を高め関節可動域を広げるほか、いろいろなメリットをもたらす。”
とのこと。
あ、もしかして操体法も載ってるのかなと調べてみたら
ありました。Wikipediaに。
“初期の理論では、客観的に骨格構造を観察して、運動系の歪みを修正(治療)することを主題としているのが特徴。その後、客観的な見方を離れ、個々人の内部感覚(快・不快)にもとづいて、生体のフィードバック機能を洗練させることが重要であることをより強調する形になった。現在では、より質の高い快適感覚を「からだ」に聞き分け、味わうという感覚分析をするようになってきている。”
わかりました?読んで頂いてわかった人はすごいと思います。
多分自分で体の歪み直せると思います。
ではいつも通りの、ざっくりとした説明いきますよ。
ストレッチが筋肉を引っぱって伸ばすのに対して
操体法は筋肉に力を入れることによってゆるめるのです。
これらを利用してるのですね。
やっぱりわからない?
それでもいいのです、大切なのは気持ちよいかどうか。
自己の感覚を指針にする療法って他に類を見ないと思いませんか?
ただストレッチもすごい勢いで日々進化しており
操体法もいろんな先生がいろんな方向に進化させつづけておりますので
操体法との境もかなり曖昧になりつつあります。
みなさまこんにちは「どこでも操体師」つちやです。
本日みなさまにご紹介しますのは
「おトイレ操体」です。
「操体法は好きなんだけど動きが怪しいのでひとまえではちょっと・・・・」
なんていうはずかしがりやの貴方にうってつけ。
個室に入ってしまえば誰にも見られることなく操体法が楽しめます。
お通じがイマイチなんて時にも効果ありますから是非お試しください。
私は基本的に快便君なので悩むことは少ないのですが
たまにお通じが悪いときって
おなかさわってみると腹筋がカチカチで触るだけでも痛かったりしますよね。
実はこの腹筋の緊張とお通じには深く関わりがありまして
腹筋が適度にゆるんでいればお通じもスムーズになります。
腹筋のなかでも腹横筋といって、
腹巻きのように横方向に走っている筋肉があります。
この腹横筋、体幹を支える役割の他に
おなかのなかにたまった具を絞り出すという役目も担ってます。
腹横筋が緊張して上手く力を入れられない時には
絞り出す力が不足してしまいます。
小さな子供やご年配の方が便秘になりやすいのも
腹横筋が弱いことも関係しています。
また自律神経でいうと、筋肉が緩むことによって
副交感神経が優位に働き出すので
排泄モードにチェンジするのですね。
便秘がちな方は、当院で施術して腹筋が緩むと
その晩、もしくは翌朝はスッキリ〜〜〜だそうです。
では「おトイレ操体 第1」から
まずはファイティングポーズから上体を持ち上げましてリラックスしましょう
腕はだらりと下げてノーガードでもいいですし、
手のひらを上にして、ももの上に乗せてのいいです。
リラックスをキープしたまま上半身をゆっくり左右にひねってみます。
一番気持ちいいところでストップして
そのまま深呼吸を数回。
呼吸もなるべく力を抜いてゆっくりがいいです。
吸いきったところで数秒キープするのもよいでしょう。
これを左右数回ずつ。
つづきまして「おトイレ操体 第2」
正面に戻しましたら、
今度はゆっくりと上半身を真横に倒します。側屈ですね。
腕はたらしたままでも上に上げて上体と同じ方向に倒しても
どちらでも構いません、気持ちいい方で。
これも一番気持ちいい角度で深呼吸数回。
いかがででしょうか?
動き方の上手なひとでしたら
もうおなかゴロゴロ言い出します。
キーボード打ちながらやってる私のおなかもゴロゴロ言ってます。
というわけでちょっとお花摘みにいってまいりますので
今日はこの辺で。
次回「おトイレ操体 第3」でお会いしましょう〜
なにをかくそう私は子供をくすぐるのが大好きです。
よそのお子様でもバトルを挑まれれば遠慮なくくすぐりで反撃するのですが、
普段くすぐられ慣れてない子供はびっくりして泣き出しちゃうんですよね。
ご家庭であまりくすぐられてないんだな〜ってすぐわかります。
あ、くすぐられるのって体にいいって知ってました?
くすぐられて逃げる動きも操体法なのです。
「くすぐり操体」なんてよばれたりもします。
操体法って自分の体の快不快を聞き分けてうごくのですが
小さい子供にはそれを口で言ってわかってもらうのは
ちょっとむずかしいので『こちょこちょ』と。
痛みとくすぐったさって似た感覚なのでそこから逃げる動きが
体をゆるめてくれます。
おなかとかくすぐられてすごくくすぐったい人は
腹筋緊張してます。猫背になってないですか?
というわけで、お父さんお母さん、
スキンシップの一環としてお子さんくすぐってあげてください。
でもいきなりハードなのはダメですよ。
少しずつ慣らしてってくださいね。
もちろんラブラブカップルも可です。
関連:くすぐったいとは
先日、いわゆるメタボ健診を受けまして、
おはようございます。
関東の皆さん、昨日の地震は大丈夫でしたか?
わたしはちょうど階段昇りきったところでみまわれまして
『なんだ?立ちくらみか!?』と思って手すりにしっかとつかまって
『あれ?』と振り向いたところ
地元の皆様方も同じ症状に見舞われていました。
今回はたまたま被害がありませんでしたが、何があるかわかりませんから
油断せず準備を怠ってはいけないですね。
さて、最近私が一番ハマっているのが
さっき名付けたばかりの『お散歩操体法』!!
これが凄く気持ちよくて皆さんにもオススメです。
おさんぽと操体法をコラボさせた画期的な健康法です。
先にやられている先生がいらっしゃったらごめんなさい、よく調べてません。
簡単にやり方をご説明しますね。
まず腕を脱力しましょう
自分の腕の重さを感じられればおっけーです。
でも実は簡単に言ってますが
これできない方も多いのではないのでしょうか。
首肩が凝り固まってるヒトには脱力の感覚自体がわからなくなってしまうのですよ。
そんな方はまず
できるだゆっくり弱い力で、肩を耳に近づけるようにあげていきます。
途中でさらに力が必要になってくるとおもいますが
そこで脱力、ストンと肩の力を抜きます。
その時に腕の重さ感じられたでしょうか?
よくわからなければ何回か繰り返してみてください。
これがうまくできれば、もうこれだけで気持ちいいです。
肩まわりの筋肉も緩みます。
この『ゆっくり動作する』というところがミソでして
最小限の力で痛みから逃げながら気持ちよい方向に動けるということです。
次は脱力してだらんと伸ばした腕をねじってみます。
これもゆっくり弱い力で行ってください。
内側にねじるのと外側にねじるのどちらが気持ちよいですか?
より気持ちの良い方から始めましょう。
これも何回か繰り返してみましょう。
で、この二つの動きができたら次のミッション
この二つを同時に行います。
だらんとたらした腕を気持ち良い方向にねじりながらゆっくりと肩をあげていきます。
どうですか?気持ち良さ倍増!
肩の動きがストップしたらそれ以上肩には力を入れず
そこからは肘をゆっくりあげていきます。
うでのねじれも無理せず気持ちのよい方へついていってください。
さあ、ここからは自由です〜〜。
ひたすら腕の行きたい方向へ行かせてあげてください。
自分でもびっくりするような動きになる場合もありますが
とにかく気持ちよさを追いかけましょう。
皆さん忘れてると思いますが
お散歩操体なので歩きながら行うんですよ。
ですから手ぶらでお散歩してください。
買い物袋とか持たないでくださいね。
指先に力が入ると腕全体に力入ってしまうので気持ちよさが激減してしまうのです。
私の場合は保育園の送り迎えの時が唯一手ぶらで出歩くチャンスなので
朝夕とやってます。
腕を変な風に動かしながら歩いている不審な人物、それが私です。
皆様の感想、きかせてください〜
う〜ん、なんとお得な教室。
試行錯誤を繰り返しながら操体法教室をはじめて半年ほど経ちました
で、3つのことをあらためて学びました。
「楽になるなら手段は選ばぬ」でおなじみの土屋整体院 操体法教室、今回は『正拳突きの巻』です。
肩や背中の痛みも楽になってきたということで
では次の段階に進みましょうとなりました。
生徒さん1号(以下Gさん)基本インドア派、やはり絶対的な運動が足りてません。
ちょっと筋トレみたいな事をやりましょうかーと言う話に。
せっかく良くなってきた肩の痛みが筋トレでぶり返すのも嫌だな
負荷は弱くていいので回数をやってほしいな
飽きずに続けられて、ストレス解消にもなって、どこでもできますと
そんな都合のいい筋トレがあるわけな・・・・
ありました。
正拳突き。
早速、Gさんに打診してみたところ
二つ返事で決定いたしました。
格闘技も武術も大好きだけど未経験ということですので
基本的な立ち方から構えから
私の確認の意味も含めてじっくりとやりました。
正拳突きも、ものすごく大雑把にわけると
「内角にえぐり込むように突くべし」でおなじみのボクシング系と
「大地の力を拳に伝える」拳法系
のふたつに分けられます。
どちらもかっこいいです。
大きな違いはコブシが内側と外側どちら方向にねじりが加わるかと言うところ。
今回はもともと内側へのねじりで肩関節に痛みが出ていましたので
逆のねじりの拳法系を選びました。
『痛くない方に動かす』
これも操体法の基本ですから。
「大地の力を拳に伝える」
とか言っちゃうと、ちょっと痛々しいと思われるかもしれませんが
そんな事はありません。
これ決して大げさでもないし
現代の奇病とされている厨二病でもないんですよ。
軸足の裏と地面との間のに起こる摩擦
この反発力を全身の筋肉を連動させて拳まで伝える
ということなのです。
そもそも私たちが立って行う動作は全て
大地を蹴ることからはじまっているのです。
操体法ではつま先からの連動をよく使うのですが
こう考えれば至極当たり前の事なんですよね。
長くなりましたので続く。
こっそりはじまっております操体法教室。
栄えある生徒さん第一号と毎回楽しくやっております。