実はこの間息子の風邪をもらってしまいました。
子供が風邪を引くととりあえず熱を下げようと冷やしたりするのですが、
なかなかなおりが悪かったりします。
最近「ヒートショックプロテイン」というものが話題になっておりまして、
これは熱によるストレスによって体内で製造されるというタンパク質のことです。
「ヒートショックプロテイン」は傷ついた細胞を修復したり、免疫力を高めたりしてくれるという
ありがたいはたらきをしてくれるそうです。
体温でいうと38度くらいから活発に作り出されるそうで、
これはまさに風邪引いたときの体温に近いですよね。
私は昔から風邪を引いたら温める派なので、
今回も汗をかくほど厚着してふとんにくるまってがんがんに温めてみました。
私に限っては、風邪薬飲んでごまかしごまかしやっているよりは確実に回復が早いです。
そして風邪が治った後は風邪引く前よりも体調が良くなってたりします。
これは「ヒートショックプロテイン」がついでに体も補修してくれてたんだなーと、最近気がつきました。
以前に、名人と呼ばれるような治療家の先生が、
疲れがたまってくるとわざと風邪を引いて二三日寝込むというのをどこかで読んだのを思い出し、
あ〜そういうことかと、妙に納得しました。
子供の熱が上がってくると、見ていられなくて冷やそうと思う気持ちは
私も人の親なのでよくわかります。
脳への影響が心配といわれる方もいますが、これも40度を超えるような高熱でなければ
ほとんど影響はないといわれています。
お子さんが風邪を引いたときはあせって無理に熱を下げることはやめて、
体温の経過を見ながら、がんばって働いている「ヒートショックプロテイン」さんを応援しましょう。
元々回復力のある子供ですから、あっというまに風邪引く前よりさらに元気になってくれることでしょう。
と、実は自分に言い聞かせてます。
もちろん病院での診察はちゃんと受けてくださいね。