前屈と後屈

皆さん、前屈後屈やってますか〜?

まあ普通はあまりやらないとおもいます。

 

 きょうはめずらしく背骨の話です。

カイロプラクティックメンテナンスのくせにあまり背骨の話しません。



さて今日の問題です。

前屈後屈はいったい体のどこ部分でやっているでしょうか?


前屈も後屈も『腰』とこたえる方多いと思います。

でもちょっと違うのです。



まず人間の背骨、前後にカーブしているのご存知でしょうか?


前に向かって弓なりになっている部分を『前弯』

逆に後ろに向かって弓なりの部分を『後弯』

と言います。


絵を見ていただくとわかるように

首の部分は『前弯』

胸の部分は『後弯』

腰の部分は『前弯』しています。


これを『生理的弯曲』と言います。

弯曲しているのが普通の状態ということです。


この弯曲をそのまま弓だと思ってください。

前後に曲げてみます。


たとえば『前弯』している首の部分

後ろにはぐにゃりと曲がりそうだけど

前には行かなそうでしょ?

弓だったらポッキリ折れてますよね。


逆に『後弯』している胸の部分

前には曲がるけど後ろには行かなそうですよね。


腰も『前弯』なので首と一緒ですね。



このように背骨の中でも前後に曲げやすい部分と言うのは別れているのです。






ではまず前屈してみましょう〜。

 

おわかりいただけますでしょうか?

背骨で実際に前に曲がっているのは

胸の部分だけなんです。

 

首と腰の部分はがんばっても真っすぐに近づくくらいです。

 

そして、今日の大事なところ。

前屈の時、一番活躍しているのは

股関節なんです!

 

股関節の柔らかい人すなわち

前屈のしやすい人なんですね!!

 

 

前屈の時、『腰が固くてまがらね〜〜』

と叫んでる貴方、

当たり前です!!

腰って前に曲がらないんですから。

 

試しに前屈してみましょう。

 

まず普通に前屈してみましょう。

腰が痛いですか?

 

土屋整体院はいつでも貴方をおまちしております。

 

 

ではいったん戻っていただいて

今度はまず胸を前に丸めます。

そうしたら、おなかの力を抜いて腰の角度はそのままに

股関節を曲げてみましょう。

 

いかがですか?

さっきより楽に前に倒れたでしょ?

 

いややっぱり腰が痛いという方、

土屋整体院にお早めにどうぞ。

 

 

ポイントはおなかに力を入れないこと

腹筋というのは腰が後ろにそらないように前に引っぱる筋肉ですので

腰椎に前弯させる力が加わってしまうのです。

 

人間、痛いと動作がストップするようにできてますので

『さあ前屈しよう』とおなかに力入れて前に曲がらない腰椎前弯させた時点で

『あいたたた〜』でストップしてしまうのですね。

 

腰痛のひとの腹筋がいつもガチガチな訳も

わかっていただけたでしょうか?

 

後屈まで行き着けなかったので、また次回書きますが

前屈の逆ってことでだいたい想像つきますよね。