先日、くすぐり耐性のお話をしましたが
この『くすぐったい』って感覚不思議ですよね〜
もうちょっと掘り下げてみようかと。
感じで書くと『擽ったい』。書けません。
擽感(りゃっかん、れきかん)ともいうそうな。
皮膚には外部からの刺激を感じる様々な感覚受容器というのが
まんべんなくちりばめられておりまして
外部からの危険をいち早く察知できるようになっています。
熱い とか 冷たい とか なんか触ってる とか
やばそうですよね
こういうのは特に敏感になっていて、すぐさま反応できるようになっています。
へたをすると命に関わる急を要する情報ですからね。
でこのくすぐったいというのは
皮膚に「圧を感じる」特に振動に対する感覚なんだそうです。
たくさんある感覚受容器のなかでも
パチーニ小体というのが主に担当しています。
もともと危機回避のためのシステムだから
弱点ほど敏感にできてるということですよね。
特にくすぐったく感じるのは
動脈が皮膚近くを通っているところ
普段あまり触られることのない部分
衣服などで隠されていることの多い部分
など。
動脈が皮膚近くを通っているところ
つまり切られると大量出血で命が危ないところですね。
首筋とかワキの下とか内モモとか体温測りやすいところでもありますね。
普段あまり触られることのない部分
きをつけした時に見えない部分とか
あとはいわゆるデリケートゾーンとかですかね。
衣服などで隠されていることの多い部分
これは普段ガードされてるので耐性が下がってるってことでしょうね。
私は通常、室内では常にハダシなので
足の裏くすぐられても何ともありませんから。
まあそれぞれかぶる部分はありますね。
あと、自分でくすぐってもくすぐったくないのは
脳みそが予測できちゃうからで
予測できない刺激に対して脳が混乱するとくすぐったいと感じるんだそうです。
それから、くすぐったくて笑っちゃうのは
「命の危険にさらされているかもしれない」というストレスからの過剰反応だそうですよ。
緊張しすぎて笑っちゃうのとおんなじなんですね、面白いですね〜。
本日のまとめとしましては
子供の頃、兄から受けたあの『電気あんま』という技、
これこそがくすぐったいメカニズムを究極まで利用した
恐るべき必殺技だったということです。
あの屈辱は半世紀近く経った今でも忘れません・・・