10年くらい前はゴルフで肘を痛めたという患者さんたくさんいらしてたのですが、
そういえば最近は少ないなと。
久しぶりにゴルフ肘でお悩みのかたが来院されまして
お話を伺ったところ
ゴルフで肘を痛めて整骨院で鍼を打ってもらっていたが、数ヶ月通ってもいっこうに改善されず匙を投げられ整形外科へ行くように言われたとのこと。
整形外科では『ゴルフで痛めたから「ゴルフ肘」ね。』とのこと。ある意味清々しい、こういう先生好きです。
内心これはちょっと手強いのかなと思いつつ
体のチェックをしていくと
肩腕はもちろんなんですが、背中から腰からつま先まですべての筋肉がガチガチでした。
これじゃ肘だけ鍼打っても効かないでしょう。
ご本人は身長は180センチを超えて筋肉質、絶対にケンカしたくない体型。
でも操体法なら大丈夫、どんなに大きな人だって関係ありません。
バランスを見ながら全身の筋肉をゆるめていくと
あら不思議、肘の痛みがとれてきました。
今回は足の指からの連動が効きました。
スイングのときの踏み込み方も影響してたのでしょう。
今回特に興味深かったのは「グリップの握りを直されたら肘が痛くなった」というところでして、握りが変わったことによってインパクト前に手首が返ってしまって、ねじれた肘にものすごい衝撃がかかったことが直接の原因だったのではと思います。
スイングの軌道と肘関節の方向にブレが出ちゃったんでしょうね。
私はゴルフはやりませんが、腕の関節技が大好きなのでどうやったら壊せるかは詳しいんですよ、フフフのフ。
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