昨日の
膝腰に優しい段差の昇り降りについてのつづきです。
昨日は段差を降りるときの注意でした。
本日は昇る時、どうすれば膝腰にかかる負担を減らせるか
一緒に考えていきましょう〜
ざっくりと昨日のおさらいをしますと
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胴体の上下移動を極力減らす。
- 胴体の上下移動を片足でやらず、両足で行う。
でしたね。
結論から申し上げると昇るときも同じです。
では実際に動作を分解して行ってみましょう。
まず、普通にやってみた場合
- 片足を段差にかける。
- 重心を段差にかけた片足に移動する。
- その足の膝を伸ばし、胴体を持ち上げる。
- もう片方の足を乗せる。
こうなりますね。
膝にきますねー
胴体を上方に移動させるのを片足だけに任せてしまっています。
膝、腰の筋肉にかかる負担、ひとりじめ。
ではどうしたら負担を減らせるのか考えてみましょう。
昨日のおさらいをふまえつつやってみます。
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昇る前につま先立ちになり胴体の位置を少しあげておく。
- 片足を段差にかける。
- 重心をかけた足に移動する。
- 膝はのばさず、もう片方の足を乗せる。
- 両足で膝をのばし、胴体を持ち上げる。
さあ、いかがですか?あんまり楽じゃないでしょ?
実はもうひとつポイントがあるのです。
2.の片足を乗せた段階で同側の腰を引くように
軽く体をねじってみてください。
膝が内側に向きましたか?
それではもう一度やってみましょう〜〜。
今度はどうでしょう?先ほどよりも楽に上がったんじゃないでしょうか。
なぜこのようなちがいが出るのかと言いますと
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膝を内側に向けたことによって股関節をのばす時に使える筋肉がふえた。
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上体をひねってかぶさるかたちになったことで重心が膝よりも前に来た。
なんてことが考えられます。
このように膝のちょっとした向きのちがいでも
膝腰にかかる負担は違ってきちゃうのですよ。
あなたも、もういちどふだんの自分の動作確認してみてくださいね。
もし、わからなければお気軽にご相談ください。
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