『痛みのない生活を〜〜』なんて宣伝広告をたまに見るのですが、これはダメなんです。危険過ぎます。
そもそも『痛み』というのは、体の機能が限界を超えて活動しすぎないための警告信号としてそなわっています。痛みを感じなかったら、わたしたちは限界を超えて活動し、肉体を破壊してしまうのです。
そんな状態を回避するためのありがたい機能なのですよ『痛み』というのは。
ただ、このありがたいアラーム機能も誤動作を起こすことがあります。例えば、いつも肉体の限界ギリギリで活動していると、警報スイッチををコントロールしている脳がパニックに陥ってしまいます。
すると、常にスイッチ入れっぱなしにしてしまったり、逆に切りっぱなしにしてしまったり。その結果、常に痛みを発している体になってしまうのです。
逆パターンでは痛みを含めた、感覚、運動神経までカットされることもあります。いわゆる麻痺した状態ですね。
また、体の状態は回復してるのに警報スイッチはいりっぱなしになることもあります。『どこも悪くないのにいたみが〜』なんてときはこの誤動作状態の時です。
大切なのはこの機能がきちんと働くようにすることです。
ですから、正解は『痛みのない生活を〜〜』ではなくて、『きちんと痛みを感じられる生活を〜』ですよね。
『痛み』は決して敵ではありません。むしろ私たちの見方なのです。
あなたもきちんと痛みを感じられる生活をお送りください。
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g (火曜日, 27 1月 2015 23:59)
なるほど〜 最近おかげ様で誤作動してるっぽい時も冷静でいられるようになってきました。きちんと感じられるのが大事なんですねえ。
つちや (水曜日, 28 1月 2015 20:09)
g様ありがとうございます〜
実際、痛みが何によってもたらされてるかってことが大事なんですよね。
それがわかってしまえば手の施し様もあるってことです。