潜在意識ってなんじゃらほい その6 完

前回からだいぶ間があいてしまいましたが、とりあえず最終回ということで。

 

脳と心のお勉強は未だ継続中でして、

考え方もどんどん進行中で変わっております。

だからあくまでも現時点でのまとめで、明日はまた違うこと言ってるかもしれません。

 

 

脳内には、あなたが「私」だと思っている『顕在意識』と、

もうひとりの隠れた「兄貴的あなた」の『潜在意識』がコンビになって住み着いている。

って所まで書きました。

  


復習になりますが、脳内のシェア率は

『潜在意識』が95%なのに対して、『顕在意識』はたったの5%と書きました。

先日読んだ本には更に、『潜在意識』98%、『顕在意識』2%と書かれていました。

もうほとんど兄貴に丸投げ状態ですよね。

 

体の全てを牛耳っていると思っている「あなた」の思考は脳全体の活動のほんの2%でしかないって

どういうことやねんて思いますよね。

あなたのからだを考えながら動かしてるのは紛れもなくあなたですよねー。

私自身もそう思います。


 

でも逆に言うとこの2%が人類の進歩と発展を担ってきたということでもあります。

人間と他の生物との圧倒的な違いはこの『顕在意識』があるかどうかってことらしいです。

 

じゃあ何のためにこの『顕在意識』があるのかといったら、

脳が楽しむためなんだそうです。

脳は退屈を嫌うのだそうです。

そして、楽しめば楽しむほど脳は発達するのだそうです。

そして人類は進化したと。

 

何を楽しむかといったら感情なんですよね。

「幸福感」「満足感」はわかるとして、

「恐怖感」「不安感」なんてものも脳の楽しみになっているのだそうです。

 

そう考えると、なんだか「不安」とか「恐怖」なんかに思考を支配されるの

すごいあほらしくなりませんか?


 

 もちろん、こういう感情が全て不要なわけではありません。

本来は不安や恐怖は生存の危機を回避するため、

幸福感は生存するために必要な活動をさせるためにあるもので、

私たちの人生には必要不可欠なものなのです。

これらは初めからDNAに組み込まれていたり、生まれてから経験したことの記憶です。

この一つの事象に関する記憶は関連付けられて一つのフォルダに入れられます。

その中には感情も含まれています。


そして、全て「兄貴」の中に保存されます。

 

で、必要になるとその事象の入ったフォルダごと引っ張り出してきてくれます。

その時に『顕在意識』さんが一緒に入っていた感情のボリュームを適当に増減してくれちゃうのです。

なんでかっていうと、脳が退屈しないように。

 なんというありがた迷惑。

 

 

長くなってしまうので、そろそろまとめに入りますが、

「潜在意識を解放」なんて言うと胡散臭く取られてしまうのだけど、

そもそも私たちは、ほぼ「潜在意識」で生きているってことです。

それにちゃちゃを入れて大騒ぎしてくれる「顕在意識」さんだって

たった2%たらずでしかないのです。

かわいいもんじゃないですか「私」って。


そして大事なのは、この顕在意識は私たちの意志でボリュームをコントロールできるということです。

ポジティブな感情はボリュームを上げて

ネガティブな感情はボリュームを下げてあげればいいってことです。

疲れてくると逆やってしまいがちですよね。

でも、そこを自覚しているかどうかで大きく変わってくるということです。

 

 

ここ数ヶ月、脳医学とか量子力学とか宇宙論とかスピリチュアルとか宗教とか

絡んでくるものをごった混ぜにしてたくさん読んだのですが、

一番ぶっ飛んでいたのは、脳医学と物理学でした。

1ピコ%も理解できませんでした。

 

面白かったのは、そういった最先端の学問が、

何千年も前から脈々と伝わってきた、宗教だとか哲学だとかを

裏付けるお手伝いの方向に動いてるような感じがしたことです。

これからいろんなことが解ってくるんでしょうね。

 

私が今まで出来ない、ありえないと思っていたことも、

単なる思い込みにすぎなかったのかも知れません。

 

「できる」と思えた時に初めて「できる」ことって実際にありますので、

私も「手からなんかすごいパワーが出てる」って心から思い込めた時

きっとすごい治療ができるようになるんだと思います。乞うご期待。

 

最後になりますが、私は結構この顕在意識の「私」が大好きなんですよ、長い付き合いだし。

だから宗教的な「自我を滅せなければ真の安寧は訪れない」みたいなのはしっくりこないんですよね。

「私」いなくなっちゃうし。

むしろこの2%ぽっちの「私」を楽しく制御できたらなーと思っております。

 

まとめになってませんねー。