結論から言っちゃいましょう。
できます。
実はあなたも日常から行っているのですよ。
一番やっているのはご飯食べてる時。
お箸持ちますよね。
その時あなたの意識はというと
箸先にあるでしょ?
そんなの当たり前と思うかもしれませんが、
お箸はあなたの肉体じゃないですよ。
その時、身体の外なんです、あなたの意識は。
逆に言うと、私たち日本人にとってお箸はもはや体の一部となっているとも。
つまり、意識を自分の身体の外に広げるのは可能ということです。
他にも例を挙げると、
車を運転している時は意識は車幅になってるでしょ?
路面のグリップにも意識が回ります。
包丁使うときも、刃先が食材を切る感覚が伝わってきますよね。
皮膚で直接接触していると、力の伝わりもわかるし、比較的イメージしやすいですが、
直接接触していなくても、あなたの周りは真空ではありません。
空気という物質がみっちり詰まっているのですよ。
お天気と体調が関係するのも、あなたと気圧という空気の力のせめぎ合いによるものです。
だからそれを介して意識を広げるとか、力を伝えるなんていうのは、
あながち不可能でもないんじゃないかなと思います。
空気読むとか、場を制するなんていうのも
こういうことなのかもしれないですよね。
わたしたち治療家は
患者さんと直接接することで、相手の状態を察します。
そして直接触れられない場所に意識を飛ばして筋肉や骨を動かすなんてことをやってます。
もう1ステップ上に行くと、それを空気を介して行えるようになるのかもしれないですよね。
達人への道は楽しい。