胃下垂になってみた話

健康産業で生業を立てているものとしては、大きな声では言えないのですが、

昨年の秋ぐらいからどうも胃の調子がイマイチな時期が続いておりました。

 

そんなにひどくはないのですが、基本健康体の私としては

胃になんかやばいものでもできたかなとちょっと心配だったのです。

 

 

でも大丈夫、昨日治りました。

 

 

実は自分で胃下垂を作ってしまっていたのですよ。

みなさん知っていましたか?

ちょっとしたコツで胃の位置って指で動かせちゃうんですよ。

 

すっかり忘れていたのですが、胃の調子がおかしくなるちょっと前ぐらいに

胃を動かして遊んでいたのでした。

すごい動いた記憶があるのですが、その時は特に調子がおかしくなることもなかったので、

放置してしまっていたのですね。

 

それからちょっとづつ調子がおかしくなってきたので、

原因が特定しずらかったわけです。

 

また並行して、自分の体で色々な実験をしているので、

どれが原因なのかわからなくなることが多々あります。

 

面白いことに患者さんの体なら簡単に特定できることでも

自分の体だとわかりづらいのですよね。

おそらくは顕在意識の自我ってやつがじゃまするのでしょうね。

 

そもそも潜在意識に任せておけば体は自然と良くなるものなのに

邪魔しちゃうんですよね、顕在意識の自分。

でもそんな自分も嫌いじゃないです。

我ながら面白いやつだと思います。

 

話が逸れましたが、

で、昨日です。

 

youtubeで指パッチンするだけで下がった胃が上がるという治療をされている先生を発見しまして、

おおこれは面白い、やってみようと。

 

まずは当然自分の胃の場所を確認するわけですが、

触ってびっくり、すごい下がっていました。

 

通常、胃の位置というのはみぞおちとおへその中間ぐらいにあります。

私の胃はなんとへそ下に位置しておりました。

何がびっくりって今までそれに気づいていなかった自分にびっくりした。

 

私の中では胃下垂というのはその下にある横行結腸ごと下がるというイメージだったのですが

どうやら今回は、横行結腸から前に外れて落ちていったような感じです。

そんな感じに動かした記憶があります、犯人は私です。

そりゃ、『胃の存在感がすごい!』てなりますよね。

 

同時にお通じも悪くなったのも大腸にかかる圧がおかしくなったためかもしれません。

横隔膜を使って押し下げるという動作がうまくいかなかったのでしょう。

踏ん張りがききませんでしたから。

 

 

ついでなので、他にどんな症状が出たかもお知らせしておきますね。

まずは下っ腹が出ます。体重は変わらないのですが、シルエットが変わります。

 

そして、呼吸が浅くなり疲れが取れません。

深呼吸しても横隔膜が引っ張られてうまく動けないんですね。

酸素不足で寝ても筋肉の疲労が取れず、朝起きた時にこわばっている感じです。

 

人間は呼吸がしづらいというだけで、えも言われぬ不安感みたいなものが生じます。

本能的に命の危険を感じるわけです。

うつ症状の方は呼吸の浅い方が多いです。

 

臓器の位置が変わるので重心が狂います。

いつもより力が入らずなんだかフラフラする感じ。

 

そして、何が辛いかってビールがいまいち美味しくない。

美味しくビールをいただくために働いている私には、これが一番堪えました。

 

 

話を戻しまして、

「あなたの本当の居場所はそこじゃないよーこっちだよ〜」と胃に話しかけながら指をパッチン。

お〜動いた!!面白い!!胃に感情があるというのは本当らしい。

 

でも半分ぐらいでした。しかしこれは使える、要練習。

 

あとは自分の指でそ〜っと持ち上げていくと、パズルのピースのようにある場所でぽこっと収まりました。

あ〜そうそうここが定位置だよ、横行結腸の上。思い出しました。

その瞬間呼吸が楽に。

心地よく息ができるだけで幸せ感じられます。

 

いやしかし待て、まだ油断はできない、ビールを飲むまでは安心できないぞと。

 

仕事終わって、ビールをプシュり、

「んまい!」胃にスーッと落ちていきます。

というわけで無事ミッションコンプリート。

 

今朝もスッキリ目が覚めました。

おかえり通常の私。

ありがとう胃下垂。