前回、原因篇をお送りしましたが、
今回はそれに引き続き解決篇をお送りしたいと思います。
まずは原因をおさらいしましょう
- 長時間の同じ姿勢
- 無理のある手首のポジション
- 女性ホルモン分泌の影響
でしたね。
3に関しては個人的な対応はなかなか難しいので、一旦おいときまして、
1と2についてお話ししていきましょう。
一番の解決策としましては
1と2をやらない。
それができりゃ悩まんわ!との
怒りのツッコミエネルギーがネット回線通じて突き刺さってくる前に、
今日はまず、1の『姿勢』問題解消からいきましょう。
単純に体の接地点・接地面が少ないほど不安定になります。
特に授乳時に関して言えば、
どうしても背中を丸くする姿勢をとらざるを得ないので、
背骨の軸が後ろに抜けて、上半身を支えるのがきつくなります。
できれば椅子に座る、壁にもたれかかるなどして、地球と接してる面が増えると良いですね。
そしてさらに、下から補強します。
クッションでも枕でも構いません。
なるべく厚みのあるものを、赤ちゃんを抱えた腕 と 太もも の間に
カポッとはめてしまいましょう。
これによって赤ちゃんを抱いている腕の置き場が確保できるので、
「上半身+赤ちゃんの重さ」を支えていた、背中から腰の筋肉の負担が減ります。
背中のカーブも減少しますので、関節の椎間板や靭帯にかかっていた負荷も軽減します。
クッションとかまだその辺にあまっていれば、
背中とか脇の下とか隙間のできている箇所に
突っ込んであげればグッドです。
今時はそのような用途に向けた、『授乳クッション』なる便利なものがございまして、
そちらをご購入されるととても便利です。
さらに余談ですが、この授乳クッション、
授乳終了後も抱き枕的に利用することもできます。
横向きで寝るときなんてちょうどいいです。
これで、上半身の支えがしっかりしたので、かなりの腕への負担が減ります。
しかしまだまだ問題はあります。
どんな姿勢であろうと同じ姿勢というのは負担になるのです。
じゃあ解決しないじゃん!さらなるツッコミありがとうございます。
どうしたらいいかというと、
「ゆれる」です。
そんなに大きくゆれる必要はないですよ。
お尻にかかる重さを前後左右に移動させながら、
腰を軸に振り子のように心地よ~くゆれてください。
揺れることによっていろいろな関節が動きます。
関節が動けば筋肉も動きます。
特定の筋肉だけに負担が集中することが防げるだけでなく、
緊張した筋肉がその場で緩むのです。
大事なのは力を抜いてゆるく動くこと。
ここでまた余談ですが、
最近では、関節への振動が傷ついた軟骨の回復を早めることもわかってきました。
そしてそして、この適度なゆれは赤ちゃんもリラックスしますので一石二鳥で〜す。
続く。