『帝王切開でも産後の骨盤矯正って必要なんですか?』
先日お電話でお問い合わせいただいたので、
こちらでもお答えしようと思います。
まずその前に、産後の骨盤矯正、すべての人に必要なわけではありません。
いろんなところで余計な不安を煽るのはよろしくないなーといつも思います。
それがストレスになって、母乳の出が悪くなったらどうするんですか!?
通常は普通に生活していれば、骨盤は正常な状態に戻ります。
じゃあ、どんな方に必要かと言われれば、
産後に調子が悪くなったという方。
難産で疲労が激しかったり、体の痛みや、尿漏れなど実際に不調があるのであれば、
施術を受けられることをお勧めします。
あとは、体が歪んでいると自覚できる方。
こういう方は姿勢や動作に問題がありそうなので、ぜひご相談ください。
関節の緩みによって歪みが定着しやすくなっております。
母乳の元は血液です。
ですから、血液循環が悪ければ必然的に母乳の出も悪くなりますよね。
そういった意味では、全身の体液循環を促進される内臓の調整をお勧めします。
では、本題に戻りまして、
帝王切開をされた方はどうなのかというとですね、
自然分娩に比べると、
骨盤の関節や、筋肉などの軟部組織へのストレスは少ないです。
しかしながら、腹部の切開時の組織の損傷という問題があります。
手術部の皮膚、筋膜や腹膜、子宮などに
術後、癒着や感染が起こりますと、
それが原因で痛みや不調が出ることもあります。
施術によって治癒力をアップすることができれば、
早期の回復が期待できます。
骨盤の調整というよりは循環や代謝の促進という疲労回復の意味で、
施術を受けられることをお勧めします。